LINE運用ノウハウ

LINEマーケティングで売り上げを自動化しつつ成約率が上がるアカウントとは?!

LINEを自動化しつつ成約率を担保するアカウントとは?

こんにちは!
LINEマーケターの豊田です!

突然ですが、あなたは今こんな悩みを抱えていませんか…?

LINEを使って「売り上げを上げたい!」とか「セールスを自動化したい」と
思っているもののなかなか結果が出ずに悩んでいます・・・。

LINEを使ってせっかく自動化しても、売り上げや結果が伴わないと辛いですよね・・・。

そもそも売上を立てようとLINEを導入したものの、

どうすれば売り上げが上がるのかイメージがつかないという方のために

今回の記事では、売り上げの向上とセールスの自動化のバランスを取る方法について解説していきます。

この記事で分かること
  • LINEを使って自動化できる部分とは?
  • LINEを使って自動化してはいけない部分とは?
  • セールスを自動化しつつ成約率が上がるアカウントの共通点

LINEは完全自動化してしまうと売り上げが下がってしまうこともあります。

この記事を最後まで読むと、LINEマーケティングで売り上げを自動化しつつ、
成約率が上がるアカウントの特徴や運用のポイントが分かりますので、ぜひ参考にしてみてください!

【この記事を書いた人】
LINEマーケター豊田(@toyopi_unravel)
在学中に起業して4年目。
月10万PVのメディア編集長から130人のLINEマーケティング組織の代表へ。
特にLINEを主軸としたマーケティング戦略が得意で
現在は40社以上のwebマーケティングを支援している。

LINEを使って自動化できる部分とは?

LINEの活用には「自動化できる部分」と「自動化できない部分」
もしくは「自動化していい部分」と「自動化してはいけない部分」があります。

LINEを使って自動化できる部分は次の3点。

LINEを使って自動化できる部分
  1. 顧客の教育
  2. 自社商品のセールス
  3. 顧客のアフターフォロー

この3つが自動化できる部分です。

それぞれ解説していきます。

①顧客の教育

まず「顧客の教育」についてですが、
「教育ってどういうこと?」と思われる方も多いのではないでしょうか?

基本的にビジネスは次の4ステップから成り立ちます。

ビジネスの4ステップ
  1. お客様を集める(集客)
  2. 購買意欲を与える(教育)
  3. 商品を販売する
  4. アフターフォローする

この4つが全ビジネスの流れです。

皆さんが持っているiPhoneやMacbookといったApple社が採用しているのも
まずお客様を集めて認知を獲得して(集客)
商品が欲しいと思うようなCMを流したり、ブランディングをして(教育)
商品を販売して
最後まで手厚いアフターフォローをしていく。

この流れを全員が行っております。

その中での商品が欲しいと思う教育
顧客への教育をLINEでは自動化することができます。

皆さんもLINE登録したら、何日間か連続で配信が届きませんか?

ステップ配信
  • 1日目 ○○
  • 2日目 ▲▲
  • 3日目 ☐☐

というように連続してメッセージが届きます。

ですが、そのメッセージ内容をしっかり見たことがある方はどのくらいいらっしゃいますか?
じっくり見る方は少ないと思うのですが、
そのブランドだったりその商品の会社のファンの方は内容をじっくり読みます。

どういう内容が書いてあるか?というと、
例えば、英語系のYoutuberが英語系のサービスを販売しているとすると

「自分が英会話についてどれだけ詳しいか。」
「どれだけの想いを込めてやっているのか。」

そのいったお客様がついついファンになってしまうような投稿がされています。
これを見ているうちに気付いたら商品・人・会社の大ファンになってしまっている

これがお客様の教育です。

②自社商品のセールス

これはイメージがしやすいのではないでしょうか。

例えば、スターバックスで「こんな新商品が出ました!」などというのもセールスの一つです。

多くの方は
「気が向いたら買いに行くか」「時間があったら買いに行くか」
と済ます方が多いかと思いますが、実は一部の方はちゃんと購入してくれます。

だから企業はCMや広告などの配信をずっと続けているのです。

しっかり結果として返ってくるので、自社商品のセールスもLINEを使って自動化することができます。

③顧客のアフターフォロー

お客様のアフターフォローとしては、

「LINEで質問を受け付けております。」
「商品を購入して下さった方用のLINEはこちらです。」

というように、LINEに購入者のお客様を集めて質問対応などを行います。

例えば、ヤマト運輸さんは荷物の追跡がLINEで出来ませんか?

「今あなたの荷物はここにありますよ。」
「配送中ですよ。」「もうすぐ着きますよ。」

といったメッセージが来ると思います。

このようにアフターフォローすらも完全に自動化できてしまうのが公式LINEのすごいところです!

アフターフォローまでLINEで自動化できるなんてLINEを使わない手はないですね!

LINEを使って自動化してはいけない部分

LINEは正直なところ、自動化しようと思えば大体どの項目も出来てしまいますが、
実は「自動化していい部分」と「自動化してはいけない部分」があります。

これからご紹介する内容も自動化できるのですが、
ここを自動化してしまうと、

  • お客様の満足度
  • 商品の成約率

が大きく下がる要因になってしまうので、
ここはなるべく手動でやっていくことをオススメします。

①個別のやりとり

個別のやりとりとは、お客様との1対1のやりとりのことです。

お客様から
「ここってどうなんですか?」
「ここはどういうふうになっているんですか?」
などの質問が来た時に、

自動応答というシステムを使って自動的に返すこともできますが、
お客様からすると、不安や疑問など何かしらの課題があって質問をしてきているので、
それを自動で返すとどうしても無機質になってしまいます。

その瞬間にお客様からすると
「あ・・・何かすごい自動であしらわれてるな・・・」
と思われてしまうことが多くあります。

そこを実際に担当者の方が個別のやりとりを通じて
「ここはこうなんですよ!」などと
その人に合わせた口調や言葉を使って返してあげることで

「あっ!なんてここの会社はいい人たちが多いんだ!」とか
「このアカウントなんか好き!」と思ってもらうことができます。

この「なんか好き!」が非常に大事です。

どうしても自動化してマニュアル通りの返答になると、無機質になりがちです。
ですが、一部にあたたかみを持たせることで
アカウント全体があたたかく見えていきます。

だからこそ個別のやりとりはなるべく自動化をしない
担当者をつけて質問への回答や顧客とのやりとりを行っていくことが
個人的にはすごくオススメです。

実際にLINEで自動的に対応するところから、個別のやりとりに変えることによって
成約率が上がった事例が弊社にはたくさんあります。

そういった弊社の事例から見ても
個別のやりとりは自動化しないことをオススメしております!

②アフターフォローの質問対応

2つ目はアフターフォローの質問対応です。

個別のやりとりと近い部分ではありますが、その中でも特にアフターフォロー。

商品を購入した後のお客様の対応で商品のリピート率や
アップセル・クロスセル(他の商品の購入)に繋がります。

アフターフォローの個別対応を重視して
そこにあたたかみを持たせましょう。

あなたのことを思って
あなたのことをしっかり見て
私たちはあなたに質問を返していますよ!

という対応・姿勢を見せることで、
アップセル・クロスセルへの成約率を格段に上げることができます。

実際に、僕が商品を作って販売していた事例を紹介します。

元々のアップセル・クロスセルの割合が3割の商品がありました。
それは、アフターフォローの部分は正直なところ全部自動化していました。

来た質問に対して全部を自動応答という機能を使って
自動で返信するシステムを組んでおり、
お客様から特に不満やクレームも出ずにスムーズに運用しておりました。

しかし、どうしてもアップセル・クロスセルに繋がりにくかったのです。

「なんでこんなに繋がらないんだろう?」ということを考えたのですが、
LINEに対して無機質さが増してしまっていて
あたたかみを忘れてしまっていたな・・・ということに気付きました。

それから個別対応の質問は1対1で担当者を付けて、
その担当者がしっかりお客様の対応をするというシステムに切り替えたところ、
アップセル・クロスセルの割合が30%から50%まで上がりました。

これだけで20%も成約率が上がったのです!

この事例は、個人的に革命的で、
通常自動化すると無機質な流れになりやすいのですが、

しっかりとお客様と向き合う部分は、
自動化をしないで1対1で個別で対応することによって

商品の成約率・お客様の満足度を飛躍的に伸ばすことができるので、
アフターフォローの質問対応に関しては、
必ず自動化をしないで個人で対応することをオススメしております。

セールスを自動化しつつ成約率が上がるアカウントの共通点

自動化していい部分と自動化してはいけない部分について上述しましたが、
「実際に自動化しつつ成約率を担保するためのアカウントってどんな共通点があるの?」
と思われた方も多いかと思いますので、共通点をご紹介します。

自動化しつつ成約率を担保するアカウントの共通点
  1. 完全に自動で売り切ろうとしない
  2. Webセミナーに誘致する
  3. 個別相談会に誘致する

ここは非常に重要で自動化と聞くと、
自分の商品が勝手にポンポン売れて行くと思われがちですが、
そんなに簡単なものではありません。

①完全に自動で売り切ろうとしない

実際に商品の価格帯によって売れる商品・売れない商品があります。

あくまで弊社のデータですが、
単価が5万円未満のものであれば自動で売ることが可能です。

でも5万円以上の商品(10万円・20万円・30万円のような高単価商品)に関しては、
正直自動で売ることは難しいです。

では、みんながどうやって高単価な商品を販売しているかというと、
公式LINEのゴールをWebセミナーへの誘致や個別相談会の開催に設定し、
そこでクロージングをすることが非常に多いです。

②webセミナーへの誘致

webセミナーであれば、1対多数に向けて商品のセールスをすることができます。
ある程度の人数やキャパが見込める時には、使いやすい販売方法です。

③個別相談会に誘致する

または、個別相談会に誘致してクロージングをすることをオススメしております。
個別相談会だと、お客様の疑問や質問にも丁寧に答えることができるので、
より信頼関係を構築しやすく売上にもつながりやすい方法です。

この記事を読んで、一度ご自身の商品の価格帯を見直していただき、
「あっ!自分10~20万円の商品なのに自動で売り捌こうとしていた!」
と思われた方は、1回ゴール先を見直してみてください。

商品は5万円以上のものに関しては、一気に成約率が半減以上に下がります。

5万円未満の商品を販売している場合だったら、成約率は10~15%を担保していたにも関わらず、
10~20万円の商品だと成約率が2~3%まで下がってしまうことはよくあります。

なかには自動化と聞いて100~300万円する商品でさえも
自動で売れるのではないか?と期待してご相談に来てくださる方も多いです。
しかし、はっきり言わせてもらうと、売れません。

売るためには、Webセミナーを開くか、個別相談会を開いてそこでクロージングすることを
オススメしております。

これに関しては、どこのLINE運用会社も皆さん同じことを言うと思います。

それくらい5万円というハードルは大きいです。

ご自身の商品をこの機会に見直して、
もし5万円以上の商品を販売しているにも関わらず、
自動で売る仕組みを作ろうとしているのであれば、それは間違いなので今すぐやめてください!

「5万円以下の商品が自動で売れる」

そこをしっかり頭に入れて、今後LINEの構築をしていきましょう!

まとめ

今回は、LINEマーケティングを使って売上を自動化しつつ成約率を高く維持する方法について解説しました。

本日のまとめ
  1. 自動化できる部分とできない部分を知る
  2. お客様とダイレクトでコミュニケーションをとる
  3. 教育からアフターフォローまで地道に信頼関係を構築する

ぜひこの記事を参考にアカウント構築や公式LINEのゴール設定など一度見直してみてくださいね!

【この記事を書いた人】
LINEマーケター豊田(@toyopi_unravel)
在学中に起業して4年目。
月10万PVのメディア編集長から130人のLINEマーケティング組織の代表へ。
特にLINEを主軸としたマーケティング戦略が得意で
現在は40社以上のwebマーケティングを支援している。