執筆屋 あんちゃ
執筆屋&大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタ
意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。
貧乏OLから独立して文章でメシを食っています。
「生き様で人の心を動かす発信をする」のがモットーです。
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今回も前回に引き続きあんちゃさんをお招きします。
お金を稼いだら幸せになれると思っていたあんちゃさんが、たくさん経験してこられた失敗談についてあんちゃさんだけでなく僕の失敗談についても赤裸々に語っておりますので、ぜひ最後までお読みください!
インタビュー
本日もよろしくお願いいたします。
お願いします。
もうお互いね、ビジネス歴もう結構長く積んできましたので・・・
そうですね。
あんまり人に話したくない恥ずかしい失敗もしてきました。
多々ありますね。
結構話してていろいろお互い失敗はもちろんしてるんですけど、失敗の仕方とか全然違うし。
そうだね。
こういうところに気をつけたほうがいいよねっていうところとかは結構お互い語れるなと思ってまして、多分このブログを読んでくださっている方はこれからビジネス頑張っていきたい!とか副業とか独立を目指してやっていきたい!っていう方が多いと思いますので、独立とかフリーランスとかになる前にこういう失敗とかもあるよってところとかをお互いのね、経験の部分からお伝えできたらなと思っております。
はい。
早速失敗談なんですけど。
まあね、腐るほどありますからね。
僕は失敗して学ぶタイプなので、人の多分3~4倍失敗してきているのかなと思ってて。
え~すごい!
でもなんか僕は最初の印象はね、あんちゃとかはあんまり大きな失敗とかないタイプなのかなと。
石橋叩いて渡るタイプなのであんまり失敗しないようにしないようにっていって、それが逆に失敗になっているみたいな。
僕はもう石橋がなくて走っちゃうんで走ったらもう崖やったみたいな。
うお~って走った結果、石橋がもうまずない。
橋がなかった?
崖しかなかったっていうそういう失敗が多いので、僕は無茶しすぎた結果の失敗とか安直に生きすぎた結果の失敗みたいなのがめちゃくちゃ多くて。
多分僕の失敗もそうだと思うんですけど、これから独立を考えているとかって方は石橋叩いて渡る方が絶対いいじゃないですか。
石橋を叩いた結果こんな失敗もあるんだよっていうところをあんちゃからちょっと話してくれたらなって思うんですけど、
Q.あんちゃが最初の頃失敗したこと
自分のブログだけじゃまだ食っていけない状態だったんで最初の頃ってアフェリエイトとかもやり始めたばっかりで、いろんなメディアとかでライターとして外注してもらう感じでやらないと生計が立てれない状態のときがあったんで、そうやっていろいろお仕事を受けようって思って頑張ってたんですけど、そのときに起こった問題っていうのがイエスマンになり過ぎたっていう。
なるほど。
とにかく不安すぎてなんでも引き受けますみたいな。
確かに。
足元見られてるみたいな感じの単価のものだったりとか、こんな悪条件でいいのか?みたいな今思えばですけどね。
全部やりますみたいな感じでやっちゃって結果疲弊するみたいな。
なるほど。
っていうのは結構最初あったんですよ。
僕今年25歳で5年前から起業してるんですけど、本当走りたての頃とかっていかに単価を上げるしか多分なかったんですよ。
いかに自分のサービスの単価を上げれるかってことしか頭になくて、むしろあんちゃは多分安売りというかしてしまったっていうのがあると思うんですけど、僕は高売りしすぎたんですよね。
高売りしすぎたっていうのがあって、
すごいなそれ。
相場の5倍ぐらいの値段を突っぱねて通っちゃったんです、それが。
え~やば、怖い怖い!笑
普通だったら20万30万で終わる案件が100万150万とかで取れちゃったりとかして。
その結果、何が起きたかって、もちろん その価格分の価値を提供しなければいけないのは当然じゃないですか。
そうね。
ぶっちゃけそんくらいやったんですよ。
それは絶対無理やなぁ。
全力で頑張りましたけど、でもまあ正直スキルも全然未熟だったし、全然その価格に応えれるようなものが全然作れなくて。
その結果、何が起きたかってクレームが起きるわけですよ。
そりゃそうだね。
ふざけんな! 金返せみたいな。
見合ってないじゃないかってね。
そのときに初めて高売りってよくないんだって学んだっていう。
すごい単純な失敗。笑
僕はもう根っからの営業マンタイプなんで。
あ~すごいなぁ。
どちらかといえば結構あんちゃの方はブロガーでライターだし。
そうそう。
お互い性格が真逆すぎて。
そうだね。
よく陽キャ陰キャみたいに分けられるんですけど、
もう陰キャラ極まってブロガーになりましたからね。
あんちゃも昔ちょっと営業してた経験もあるみたいな。
会社員のときにね。
そのときはキツくなかったですか?
Q.会社員時代の仕事はどうだった?
めっちゃキツかったし、まったく案件取れなかったから。
文系の大学だったから、システム系の仕事とかをほとんどできなかったんで、でも時代はITだと思ってIT企業に入っちゃったんですよ。
確かに。
営業部に所属されたんですけどもうコミュ障なんで「趣味は読書です」みたいな感じだったんで、プレゼンできるわけもなく会社員のときは本当に散々でもう全部上司に尻拭いしてもらうみたいな感じだったので劣等感の塊だったんですよね。
本当にもう私は何もできないみたいな。
もし大学が一緒とかだったら絶対相容れないタイプなんですよ。
そんなね、高売りいかにするかみたいな人とは絶対に受け入れませんみたいな感じだったから、陰キャラの私が生き残れるのはもうブログしかないっていう中でブログで頑張るっていう感じでやっていたんですよね。
僕のイメージあんちゃの周りって仲間というか友達というか、いろんな方がやっぱりいるなっていう風に思ってるんですけど、でもブロガーって結構黙々と1人でやるわけじゃないですか?
そうだね。
転換期っていったらあれですけど何かあったんですか?そのきっかけみたいなのは。
ありましたね。
Q.働き方を変えたきっかけは?
これも失敗談の1つなんですけど、陰キャラ過ぎて人と関わりたくないって思ってブログを始めたんですけど、次は人と関わらなすぎて逆に孤独死しそうになるっていう。笑
うさぎちゃんみたいな感じですね。
最初のうちは楽しかったんですよ、1人で好きなように仕事できるし、それをずっと続けていく中でやっぱり自分のこれどうしたらいいのかな?みたいな悩みが出てきたときとか自分の発信を読んでくれたときの喜びを共有する人がいなかったりとかっていう部分で誰もそういう関係を築けてないというか、もちろんブログの仲間とかはいたんですけど、本当に深いところで繋がれる人ってなかなかいなかったわけですよ。
いや~確かに。
だから全部溜め込んじゃうっていうことになったときに、もう私この先どうすればいいんだろう?みたいな。
そこは多分起業家というか自分でやっていきたい人に結構あるあるなんかなっていう。
僕も起業家としてやっていって成果はブワーッと出たんですよ。
Q.起業家が陥りがちな考え方
毎月売り上げ2倍2倍2倍2倍…みたいな感じで。
え~すごい!
グワーッてもうイケイケどんどんみたいな感じのときがあって、そのときって成果が上がれば上がるほどいろんな人が周りに増えたんですよね。
そうだね。
若くて勢いあって稼いでる面白い子がいるみたいな感じで、いろんな実業家とかいろんな方と出会えてその人たちに可愛がってもらえて傍から見たら可愛がってもらえているなみたいな状況があったんですけど、僕の中の心境としては「やばい 結果が出なかったら見放される」っていう。
あ~わかる。
それしかなかったんですよ。
わかるわ~!
傍から見たらめっちゃキラキラした世界にいてすごい人が周りにたくさんいて、周りからしたら「羨ましい いいないいな」って多分言われる環境にいたと思うんですけど、心中はまったく穏やかじゃなくて。
そうだね。
いつ見放されるんだろうとか。
わかるわ~!
もっと上目指さなきゃっていって。
いや~本当にそう。
当時もう意味分からなかったのが起業して2~3年目ぐらいに絶対年商10億いこうみたいな変な目標を作ったんですよね。
変な目標!笑
まあ変じゃないかな?
わりかし真っ当かもしれないですけど、お金しか見てなかったんですよね。
なるほどね!
それを毎朝100回暗唱してから仕事に行くっていう。
俺は年商10億…俺は年商10億…俺は年商10億…て言って。
すごいスポコン企業!笑
何で俺はだめなんだみたいなチクショーみたいな。
ポジティブだけどなんか変に逆に自己洗脳かかっていってみたいな。
いけるいけるって思いたいがあまり、いけていない自分が辛いみたいな時期が正直あって。
そうなんだ。
こういうのもある意味、結果に追い込まれすぎたじゃないですけど、多分もっと良く見られたいがあったんでしょうね。
なるほどね。
だからもっと上にいかなきゃっていう風な思考にぐるぐるぐるぐる…って負のスパイラルに入ってましたね。
抜け出せないどうしようっていうときに救い上げてくれたのが新田さんっていう。
なるほどね。
新田さんに救い上げてもらったのは僕がこの負のスパイラルをぐるぐるぐるぐる…回ってるときだったんですよ。
だんだん表で見えている自分と自分だけが知っている自分っていうのがだんだん乖離していく感覚というか。
確かに。
ネット上のあんちゃっていうところにやっぱりみんなは何かしらの魅力を感じてくれて仕事の依頼とかをしてくれているわけですけど、結果が出てて華々しい活躍をしているあんちゃみたいなっていうところに対してお仕事を持ちかけてくれたりっていうところはあるんですけど、でも本当のリアルの自分ってすごく臆病というか結果が出なくなったらどうしようとか、こういうモヤモヤした気持ちを誰に打ち明ければいいんだろうとか、うまくいってるはずなのに孤独というか、この苦しみをどうすればいいんだろうみたいな。
いや間違いない。
自分でネットビジネスをやっていく中での一番の苦しみだったというか。
ネットビジネスとかってSNS上のキャラがあるわけじゃないですか。
そうそうそうそう。
多分最初は一緒かもしれないけど。
そうだね。
やっぱり僕はそんなにSNSやってなかったんでずっとこのままだと思ってた自分でも乖離するっていう。
そうそうそうそうなんですよ。
オフラインだけでしか生きていない人間でも乖離してしまうというのはすごい僕も感じてたんで。
わかるわかる。
今思えば僕の周りはメリデメしかいなかったので。
メリット・デメリットの世界だったと。
それは僕もやっぱりそう見てたんで、彼はメリットないわもういいやみたいな。
そうだね。
とか彼はメリットあるからもうちょっと付き合おうみたいな。
結局、自分自身がそうやって人を見ていたから人からもそう見られるというか。
そうそうそう。
ビジネスをやるってなったときに合理的な部分というか、結果を出さないといけないっていう部分から人付き合いをするっていう意識がやっぱり自分の中にもあったから人からもそう見られたし、そういう付き合いになっていったっていう中でメリットを超えた部分の関係って築けなかったなって思ったんですよね。
それこそ身内のメンバーですらもそうじゃなかったんで、身内のメンバーも僕が稼げる事業を考えれるから周りにいるだけみたいな。
お金をたくさん払ってくれるから近くにいるだけっていうので、だから身内のメンバーも全然信用できなかったし、もちろん身内のメンバーすらも信用できないんだから対外的に付き合う人とかまったく信頼できないんで、ハリボテの権威に騙され続けてきましたね 。いろんな人に。
へぇ~。そうなんだ。
実際に僕それでハリボテの権威に騙されて「俺にお金預けておけば増やしてあげるから」って言われて、僕400万円知人に盗まれたんでそのまま。
え~そんな分かりやすい!
肩書きがすごかったんですよ、ドバイでこんだけ不動産持っててとか。
見るからに胡散臭い感じなんですけど。
見るからに胡散臭いんですけど、こんな人とご飯行っててみたいなのとか、そのご飯行ってる人が超有名な起業家とか。
なるほどね。
もう明らか権威性だけでうわ~すげ~みたいな感じになって、気軽に預けてしまってそのまま盗まれるみたいな。
え~そうなんだ。
っていうね。まあ行動力あるタイプは結構こっちになりやすいのかなとは思ってて。
そうね確かに。
あんちゃみたいな石橋叩いて渡るタイプだとしっかり検討・検討・検討した上で、「本当に信頼できるな」じゃあ渡してみるかって選ぶと思うんですけど、僕は「え、めっちゃいいっすね!渡します!」みたいな感じでその場で振り込んじゃったんですよ。
え~!
会って話して「分かりました」ってその場でもう出会って5分ぐらいで。
すごいね!
今思えば自分でもおかしいなと思うんですけど、結局まあそういう人と出会ってしまうのも自分がメリデメだけでしか人を見てないからそういう人が引き寄せられるっていったらあれですけど、今思えばあったのかなっていう風には思いますね。
私の場合も豊田くんと知り合ったきっかけが新田さんっていうね。
私にとってもライティングを教わっている師匠ではあるんですけど、新田さんとか新田さんの仲間たちとかと話す中で自分がいかに人をメリットとデメリットでしか見ていなかったかっていう。
自分がいかにそういう冷たい目で人を見ていたかっていうところにすごい気付かされて。
よく分かります。
そこを超えた関わり方をしてくれた人が本当に新田さんはじめ私今シロフクコーヒーっていうコーヒー屋で働いているんですけど、そのコーヒー屋の仲間たちだったりとかっていうところからもちろんね、ビジネスをやっていく上では結果も必要だけれども、その先にもっと大事なものがあるというか、損得を超えた関係の中で本当に良い商品も生まれていくし、いいコンテンツも生まれていくなっていうのはすごい肌感覚として感じたというか。
本当あんまりいいことなかったです。
もちろんあんまり不自由はしなくなったんですよ。
わかるわかる。
その分はよかったなって思うんですけど、それぐらいなんですよね。
そうだね。
最初憧れて入った部分があるんですけど、できるようになってみて思ったのが別に楽しくないなっていう。
いらないな別にみたいな。
いらないな、全然軽でいいなっていう。
本当にそう。
物質的なものに見出されたからこそ、次は精神的なものが満たされるものが欲しくなるというのは、僕も周りの経営者を見て全員そうだなと思ってるんで。
本当にそう思います。
お金は持っているけど心が寂しい人たくさんいるなっていう。
本当にそれ。
それこそ本当に名前を出したら皆が知っているような経営者とかも会ってはきたんですけど、皆、口揃えて言うんですよ。
いやそうですね。
みんな言うんですよ。
私もそうだったもん。
皆寂しいからやっちゃうんですよ。
心に開いてる穴を埋めたくて女遊びに走るみたいな。
確かに確かに。
僕も昔経験あったのですごい分かるなって。
すごい説得力がありましたね。
昔ね。
Q.お金よりも誰とするかが大事
でも結局結果出した後で あれ?なんかそうじゃないなみたいな部分があって、結局お金稼ぐっていうのも手段でしかないし稼いだお金って結局どう使うのかとか誰に対して使うのかとか、誰と一緒にそれを使っていくのかとかっていう部分が大事だなって思ったときに、孤独だった頃の自分ってなんかその先がまったくないって思っちゃってて、誰と関わって生きていくかというところに最終的には行き着くなっていう。
本当にもう仕事もビジネスもこれは本当に僕新田さんとかお世話になっている経営者さんなど皆からやっぱり今教わっているんですけど、何をするかじゃなく誰とするかだよっていう。
そうだね。
別にそれこそ今僕LINEの事業とかプロモーションの代行の事業とかいろんなものをやらせてもらってますけど、正直それも今のメンバーだから面白いだけであって。
確かに~!
お金を追うのは最初はいいと思うんですけど、それと同時にメリデメで見ない知り合いというか仲間というかをいかに見つけていくかは本当に大事だなって思います。
それ結局ね、見つけていこうと思ったら自分がどれだけその人と向き合えるかっていう。
そうだね!
なんかそういうのを勇気振り絞ってできるかっていうのはすごい大事だなと思います。
私もね豊田くんとはね、まったくタイプも違うし価値観も違うし、賛成できるところが全然ないなっていう部分もあったりしますけども、そういうねいろんな人たちと向き合うっていう経験って絶対必要だし、自分にはない感覚を持っているところを学ぶっていう点では本当に今目の前にいる人たちとの向き合い方とか付き合い方っていうのを真剣に考えていく中で仕事も循環していくというか、円滑に進んでいくなっていうのはすごく感じているので、そこを大事にしたいなとは思いますね。
僕もいろんな起業家さんとかと会わせていただいて、そういうところはやっぱり気付かせていただいたところもあるので、そういうところをね、これから独立する方とか頑張っていきたい方は、ぜひぜひ僕らの失敗談を参考にこういう失敗をしないようにしていただけたらなとは思っております。
はい。ほんとそうですね。
ありがとうございました。
ありがとうございました!
いかがでしたか?
あんちゃや僕の生々しい失敗談を紹介させて頂きました。
これから起業や副業を考えられている方にも何かしらの参考になったら嬉しいです。
では、また次回お会いしましょう~♪
【この記事を書いた人】
LINEマーケター豊田(@toyopi_unravel)
在学中に起業して4年目。
月10万PVのメディア編集長から130人のLINEマーケティング組織の代表へ。
特にLINEを主軸としたマーケティング戦略が得意で
現在は40社以上のwebマーケティングを支援している。